【時事問題】社員満足度を高める戦略:社長のおごり自販機の価値

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今日はニュースからこの話題。ちょっと前からサービス開始してたのは知ってたが、ちゃんと伸びてるらしい。

サントリー「社長のおごり自販機」設置企業360社突破 会社へのロイヤリティ高めるツールとして好評 法人営業に手応え

サントリー「社長のおごり自販機」設置企業360社突破 会社へのロイヤリティ高めるツールとして好評 法人営業に手応え(食品新聞) - Yahoo!ニュース
職場で雑談のきっかけをつくる自販機として、2021年10月から首都圏エリアでサービスを開始したサントリー食品インターナショナルの「社長のおごり自販機」。 22年5月から全国に拡大。設置企業は導

22年5月から全国に拡大。設置企業は導入から2年で360社を超え、設置台数は約500台に上る。「社長のおごり自販機」は、法人オフィス向けに提案している自販機の1つで、単に飲料を販売するマシンという考え方ではなく、利用者に直接サービスを提供できる特別な接点ととらえている点がポイント。この点を踏まえて同社は法人の経営課題解決に向けたサービスを次々と展開し手応えを得ている。

出典:Yahoo! Japanニュース
https://shokuhin.net/

従業員から見た「おごり自販機」

従業員としては、当然だが無料でドリンクを飲めるのは経済的にありがたい。また2人で買う必要があるので、従業員同士の会話が生まれるのもよい。ライトな会話が増えれば、悩みが減ってエンゲージメントも上がりそうだ。

ここは深く考えず、タダでもらえるメリットを享受しておけばよい。

会社から見た「おごり自販機」

私のようなバックオフィスの人間は会社側、いわば費用を負担する側だ。「おごり自販機」のような福利厚生を提供する場合でも「コスパ」を考えるのだが、おごり自販機は給料アップよりも「コスパ」がいいのだ。その理由は以下。

  • 企業からの愛情と受け取ってもらえる
    給料は労働対価のため「もらって当然」と考えるが、おごり自販機は対価ではないため「企業からの愛情」と感じてもらえる。
  • 毎日提供できる
    「おごり自販機」は毎日提供されるため、感謝を継続して感じやすく、エンゲージメントが高まりやすい。
  • 他人に自慢ができる
    「うちの会社にはおごり自販機がある」と他人に自慢ができる。会社の自慢はエンゲージメントにも繋がるし、採用面にもプラスに働く。

私の体感では、5,000円給料を上げるよりも、3,000円でおごり自販機を入れた方が効果は高い(エビデンスはないが)。社保分も考えれば、おごり自販機の費用対効果(ROI)は給料の2倍と想定できる。実際の導入時にはROIをきちんと計算することになるが、恐らくそんなに外れてはないだろう。

実はダイナーマスクも「おごり自販機」を提案していた

何年か前の話だが、私がバックオフィスの責任者だった際、福利厚生として自販機飲料の無償提供を提案したことがある。そのときはボタンを押せば無限に飲料が出てくる、という弱点を克服できなかったため却下された(提案自体を中止した)のだが、「おごり自販機」はこの弱点を見事に解消している。つまり1人で複数本飲むことを、他の従業員が抑止してるのだ。これ、いいアイデアだなあ。

なお私の場合は無償提供こそ出来なかったものの、自販機導入には成功した。営業さんから「好きな飲料をラインナップできますよ!」と言われ、ならばと上段一列に「おしるこ」を並べて伝説を作ろうとしたが、メンバーに強力に反対されて発言権を失ったことを申し添えておく。いまならSNSで絶対バズると思うんだがなあ。

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