今週はこの話題で結構盛り上がってたので、ブログでも取り上げてみる。
年下の女性にはオゴるべき?
この件では「オゴってやれよ」とか「会ったこともない人にオゴる義理はない」とか、いろんな意見が飛び交ってる。先に私の考えを書いておくと、お金を持っている人は綺麗なオネーチャンと遊ぶもよし、100万円を1,000人に配るもよし、セレクトセールで一声目に「2億円」と言ってみるもよし(そして未勝利でズル滑るもよし)。お金の使い方はそれぞれだ。ただ、一つだけ言えることがある。
価値観は人それぞれなので、他人がお金の使い方を決めるのは絶対に違う。
自分で稼いだお金は、自分の幸福度の最大化に使うもの。リュウジさんに対して、当事者の港区女子や著名人が「オゴれ」っていうのは完全に間違ってる。リュウジさんが幸福にならないと判断、つまり「オゴりたくない」といえばそれで試合終了ですし、それが正義です。
20年前の「オゴり」はこうだった
さてこの「オゴり」という行為、最近のビジネス界隈ではかなり状況が変わっているのはご存知だろうか。20年前と現在の状況をちょっと整理してみる。まずは20年前の「オゴり」から整理してみよう。
【20年前のビジネス環境】
- 終身雇用が基本。上司はオゴられて育ち、部下にオゴる義務感があった。
- 入社時に男女格差あり。女性は寿退社が多く、年収格差も大きかった。
- 男性は一家の大黒柱。男性の年収=世帯年収で格差が明確だった。
20年前。男性は女性にオゴる理由、上司は部下にオゴる理由があった。つまりオゴりはビジネス環境で当然の「文化」だった。私もよくオゴってもらったし、よくオゴった。しかし現在はこの環境がかなり変化している。
現在の「オゴり」はこうなっている
次に現在の「オゴり」を整理してみる。
【現在のビジネス環境】
- 転職するのが当然となり、上司・部下の関係性は希薄化した。
- 結婚出産後も働く女性が増加。男女の待遇差別は縮まってきた。
- 共働きが基本になり、世帯年収の格差が不明。
現在のビジネス環境では、感謝を示したいシチュエーション以外はもはやオゴる理由がないし、日常でオゴる機会もかなり減っているはずだ(私もオゴる機会は激減した)。相手の素性が掴みきれないと、オゴる事自体が失礼という場面すらある。20代はオゴったことがない可能性もあり、部下の女性も「ワリカンが普通だ」と言っていた。
将来の「オゴり」について予言しておく
すでに現在でも終身雇用は崩れている。ポジションとしての上司・部下の関係は残るが、パワーバランスによる上下関係は減り、男女の待遇差別もなくなっていくはず。超金持ちがボランティア的にオゴるのはともかく、通常のビジネスの中では近い将来「オゴり文化」は激減していくとみた。今後「オゴる・オゴらない論争」は、30代以降でしか発生しないんじゃないかな。
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